何が何でも始める、活動宮の星座たち~占星術コラム#活動宮~
12星座の分類法、活動宮、不動宮、柔軟宮の3パターン
占星術では、12星座を似た性質によって分類するいくつかのカテゴリが存在します。
水の星座、風の星座…といった具合に4つの気質で分けることもありますが、もう一つ、行動パターンから12星座を3つに分けたものがあります。
それが、活動宮、不動宮、柔軟宮の3つになります。
・活動宮は物事を始める、まずは最初のアクションを起こす
・不動宮は継続して、安定させる、固める
・柔軟宮は変化させ、壊す、再生する
という性質を持っています。
不動宮についてはこちらの記事でお伝えしています
今回は活動宮について、始める性質、別名・動いてばかりいる人たち、牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座についてお伝えしますね。
活動宮はとにかくじっとしていられない?
活動宮の星座はカーディナルサインとも呼ばれ、とにかく「何かを始めたい」という衝動をもっています。
基本的に、占星術の世界は地動説なので、太陽が地球の周りを1年かけて1周するとされています。
一年には季節の変り目、節目とされている日が4つありますが、太陽がこの活動宮の4つの星座に入る日を、それぞれ春分(牡羊座)、夏至(蟹座)、秋分(天秤座)、冬至(山羊座)とされているのです。
太陽のエネルギーが変わり、各季節がスタートする象徴の星座たちが活動宮の星座です。
なのでこの4つの活動宮の星座たち(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)はそれぞれ「始める・スタートの性質」を持っているのです。
生まれた時の星の配置が、この4つの星座に集中していると、常に「新しい何か」を探しているような、この「始める性質」が強くあらわれます。
この「始めるパワー」が強いと、理由はハッキリわからないけれど、心の底からわきあがってくる衝動や自分の欲求にしたがって動くことが多くなります。
特に人の上に立とう、みんなをひっぱっていこうなどとは考えていないのですが、自分がとにかくやってみたいという欲求の強さから、先頭に立って行動してしまうのです。
カリスマ性はおさえられない
何かを始める時、0を1にするエネルギーはとっても強いものです。
活動宮の性質が強い人は、生み出す力=生命エネルギーが強いのです。
生きるエネルギーが強いのは、人を惹きつけます。
強い引力も持っているので、人が勝手についてきてしまい、いつの間にかリーダー的な立場になってしまう事も多々あります。
活動宮の性質が強すぎると、自分でコントロールできないほどに強い衝動を感じることもあるかもしれません。
ご本人は自覚がないのですが、それによってカリスマ性を発揮してしまうので、意図せず人が集まってきてしまうこともあります。
本人は自由にしたいだけなことが多く、基本的には、何かを通して自分を表現したいだけなのですがね。
リーダーとなって、人を先導したいのか?人の面倒を見たいかというと、実は違うので。
基本放置してしまったり、自分が自由に動けなくなったりするとイヤになって離れるとかも普通にあります。悪気はありません。
また、始めることは好きなのですが、続けることは苦手なので、また違うことを始めたくなってみんなを置いていくということもありますね。
新しく始める衝動は抑えらない時もあるので。
同じ活動宮といえども、星座によってそれぞれ始めたくなる衝動のきっかけとなるものは少し違います。
牡羊座は新しい自分の個性(可能性)感じたときに
蟹座は感情が高まったとき
天秤座は人とのつながりがきっかけで
山羊座は実質的な地位や物がきっかけで
もし、活動宮の性質が強く、物事が続かないことに悩んでいたり、結局形にできないことに対して停滞感を感じている方は少しご自分の「始める」「生み出す」というエネルギーを意識してみてください。
活動宮の得意な事は
とりあえずやってみる、あまり考えずに動いてみることが大得意です。
利益がでるかとか、継続できるか?ということは考えずに、時には無駄とも思われるくらいよく動きます。
そして、新しいものを生み出します。
活動宮の性質が強い人たちは本当に0から何かを生み出すパワーが強いのです。
1を2にすることよりも、0から1を生み出す方が何倍もパワーがいることなのですが、活動宮の方たちは何度もそれができます。
だから次々と何かを始めることができます。
また、何か大きな、爆発的なスタートをきることができるのです。
継続や安定を得たい場合は、継続させるパワーをもっている不動宮の方たちの力を借りると良いでしょう。
活動宮の人たちからしたら、あまり考えつかないような方法を教えてくれるかもしれません。
反対に、不動宮の星座はパっと動けない時が多いのです。
すぐに直観で動くことが大切な時もあります。
継続が得意ではなくても、新しいことを始めるという素敵なパワーがあなたにある事を、なんとなくでも良いので意識しておくと、ちょうどよいかもしれません。
次回は柔軟宮性質についてもお伝えしていきますね。