太陽星座と月星座は何が違う?占星術師がわかりやすく解説
「蠍座だけど、私そんなに無口でも嫉妬深くもないんですが?」
「獅子座だけど、全然目立ちたくないです」など鑑定でもよく聞かれることがあります。
こういった質問をされるのは、特に太陽だけその星座にあって、月星座やその他の星が違う星座にあつまっている方が多いです。
占星術では基本的に、太陽系にある10この惑星が、生まれた時にどの配置(星座)にあったのか?などを読んでその人の個性や性質をみていきます。
なので、太陽星座と月星座が全く性質が違うところにある方や、他の惑星が太陽星座とは同じところに一切ないという方もいます。
そういった方は一般的に言われている太陽星座の性格にあてはまらないことも多いのです。
占星術では、特に太陽星座と月星座は大事にあつかいますが、この2つは全く違う場面で発揮されます。
太陽星座は人生で目指していく方向や社会的&公的なシーンで発揮される性質で、月星座は無意識の反応や安心できる場所、日々の生活の中であらわれる感情のパターンなどを表します。
どちらか一方だけが「自分」なのではなく、どちらも自分を形づくる大切な要素になります。
一般的な12星座占い、星占いは主に太陽星座のことを差しています。
太陽星座は毎年、ほぼその星座に滞在する期間があまりズレません。
ズレても1日とか半日とかそんな感じ。
なので、太陽星座は一般的な占いをするときに非常にやりやすいというかわかりやすいんです。
一方で月星座は2日半で忙しく移動します。
同じ日に生まれていても、時間帯によっては月星座が違うというケースもあるので、太陽星座と比べると調べるのがちょっと細かく複雑になります。
生まれた時間がわからないと判明しない場合もあります。
太陽星座と月星座の違い比較表
| 比較テーマ | 太陽星座 | 月星座 |
|---|---|---|
| 表すもの | 人生で目指す方向・意識して育てる力 | 無意識の反応・感情・安心できる状態 |
| 現れやすい場面 | 社会や仕事など、公的な場面 | 家や親しい人の前、日常生活 |
| 動く速さ | 約1か月で次の星座へ | 約2日半で次の星座へ |
| 調べるために必要な情報 | おもに生年月日 | 生年月日と、場合によっては出生時間 |
表にまとめておくとこんな感じです。
月星座は「素の自分」に近い
月星座は「その人の本質」と表現されることもあります。
ただ、私は月星座を、考えるよりも先に出てくる反応や、慣れ親しんだ自分、何をすると安心できるのかを表すものだと考えています。
占星術の年齢域では、生まれてから7歳頃までを月が司る時期としています。
まだ社会の中での役割や立場を意識する前の、子どもの頃の自分を思い浮かべると、月星座の性質がわかりやすいかもしれません。
嬉しい時にどんな反応をするのか。
不安になった時に何を求めるのか。
疲れた時に、一人で静かに過ごしたいのか、誰かに話を聞いてほしいのか。
家族や恋人、長年の友人の前での性格や態度、など
こうした状況の時の無意識の反応や、日常生活の中で自然に出てくる感情のパターンに、月星座の性質があらわれます。
そのため、太陽星座よりも月星座の説明を読んだ時に、
「こっちの方が自分らしい気がする」
と感じる方も少なくありません。
月は、意識しなくても発揮している力であり、性質なのです。
一方で太陽は、人生の中で意識して育て、発揮していく力であり、性質になります。
言い換えるなら、月は自分が安心して帰る場所、太陽はこれから進んでいく方向のようなものです。
太陽と月、どちらが本当の自分?
では、太陽星座と月星座のどちらが、本当の自分なのでしょうか。
答えは、どちらも自分です。
私たちは、いつでも同じ性質だけを発揮しているわけではありません。
仕事をしている時の自分、家でくつろいでいる時の自分、家族と一緒にいる時の自分、何かに夢中になっている時の自分。それぞれの場面で、表に出やすい性質は変わります。
例えば、太陽が蠍座でも月が双子座なら、物事を深く追究する一方で、普段はよく話し、好奇心のまま軽やかに動く面もあるでしょう。
太陽が獅子座でも月が乙女座なら、自分らしい表現を大切にしながら、日常生活では目立つことよりも、きちんと役に立つことや、細やかに整えることを優先するかもしれません。
これは矛盾ではありません。
人間にはいくつもの面があり、太陽と月の性質、両方を知ることで、これまで矛盾していると思っていた自分の性質にも納得できるようになります。
太陽星座だけで自分を説明できないのは、ある意味では当たり前なのです。
ホロスコープは太陽だけではなく、太陽と月を含む10天体が、それぞれ違う役割を持ちながら一つの「あなた」というチームをつくっています。
「私はこういう人」と一つの星座に自分を押し込めなくてもいいのです。
「自分の月星座」と「今日の月」は違うもの
ここで、もう一つ初心者の方が混乱しやすい月の話をしておきます。
占星術でいう月星座には、二つの見方があります。
一つは、生まれた瞬間に月がどの星座にあったのかを表す「自分の月星座」です。これは生まれた時に決まるもので、一生変わりません。
もう一つは、今現在、空を運行している月です。
月は約2日半ごとに星座を移動するため、「今日は月が乙女座にあります」「明日は月が天秤座へ移動します」という読み方をします。
自分の月星座は、感情のクセや安心できる状態など、個人の性質を読むもの。
現在の月は、その日の空気感や、気持ちが向かいやすいこと、日々の過ごし方などを読む時に使います。
同じ「月が乙女座」という言葉でも、
- 生まれた時の月が乙女座
- 今日の空の月が乙女座
では意味が違うのです。
現在の月が自分のホロスコープの天体とどんな関係をつくるのかによって、感じ方にも個人差が出てきます。
まとめ
太陽星座は、人生で目指していく方向や、意識して育てていく力。
月星座は、無意識の反応や感情のパターン、自分が安心できる状態を表します。
どちらかだけが本当の自分なのではなく、どちらも大切な自分の一部です。
太陽星座だけではしっくりこなかった方も、月星座を知ることで「だから私はこう感じるのか」と、自分への理解が深まるかもしれません。
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占星術では、太陽と月を含む10天体から、その人の個性や可能性を読み解いていきます。
「私はこういう人だから」と思っていた自分の中にも、まだ気づいていない魅力や力が眠っているかもしれません。
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